ぱどのxoxoBlog ~NPへの道のり~

NP:ナースプラクティショナーを目指す人のための情報共有ブログ

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指導者たるやいかなるものか

こんにちは,NPぱどです。

約10年ぶりに黒髪にしました!!意外としっくりきて気に入っております。←

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はじめに

プリセプターに向いている人,向かない人っていますよね。今日はそんな人あんな人について,気の向くままにお話ししてみようと思います。

指導者に向いている人

ここでいう指導者たるものは,「実地指導者」とします。教育担当者なら実地指導者と聞いてすぐわかりますが,意外と知られていない言葉なのでご説明しますが,

実地指導者とは,新人看護職員に対して,臨床実践に関する実地指導,評価等を行う者 です。つまり,プリセプターシップではプリセプターが実地指導者となるわけですね。

新人看護職員研修ガイドラインでは,実地指導者に求められる能力として以下の5点を挙げています。

・新人看護職員に教育的に関わる能力

・新人看護職員と適切な関係性を築くコミュニケーション能力

・新人看護職員の置かれている状況を把握し、一緒に問題を解決する能力

・新人看護職員研修の個々のプログラムを立案できる能力

・新人看護職員の臨床実践能力を評価する能力 

 

さぁここからが問題です。果たしてこの能力を習得している人って,どんだけいるんでしょうね???(笑)私は相当ごくわずかだと思うんですよ。

新人の気持ちがわかる若手看護師

強烈なコブラ性格に加え,ジェネレーションギャップまであったら新人さんたちはへとへとですね。そのような背景から,とくに根拠なしに,3年目だからプリセプターやろっか,ってなっている病院がまぁ多いこと多いこと。

確かに,新人看護師と年齢が近いから,新人のきもちを汲み取ることもできるでしょうね。また,自分のときはあぁだったな,という視点でかかわることはわかるでしょうね。

でもね,

・新人看護職員に教育的に関わる能力
・新人看護職員と適切な関係性を築くコミュニケーション能力
・新人看護職員の置かれている状況を把握し、一緒に問題を解決する能力
・新人看護職員研修の個々のプログラムを立案できる能力
・新人看護職員の臨床実践能力を評価する能力

この赤字の部分って,相当教育的な能力がない人じゃないとできないと思いませんか?こうやってみるとほとんどできませんな(笑)

こんな研究がありました

厚生労働省が提示している新人看護職員研修の到達目標は3年目でやっとこいなんとか達成できると。それでも100%ではないんです。

つまり,やっとこい教えるべき内容を習得しているような3年目の看護師が,どうやって指導することができるんでしょうかね?まぁ3年目と言わずとも,若手の看護師にできるのでしょうか。

やっと一人前なのに。

 そんな若手が指導するとどうなるか

まず,指導の抜けが発生します。自分の知識が足りない+俯瞰してとらえることができないので,目の前の指導しかできません。

学習ニードという言葉はご存知でしょうか。まぁとくに不快意味合いはなく,その人にとって必要な学習なんですけれども,これって意外と重要,

ってか超重要

で,例えば,新人さんに起きやすいのが,何を勉強していいかわからないってやつ。新人さんは,そりゃぁやらなければいけない

範囲場膨大過ぎて,何から手を付ければいいかわかりませんよね。そこで誘導してあげるために,指導者がじゃぁ・・・ってなるんです。入職仕立ての新人さんにはきっとこんな感じで課題を提示するでしょう。

じゃぁ今日はバイタルサインについてしらべてこようか!

まぁここまでならおそらくだれでも一緒です。
次の日新人さんが学習をしていました。

ここで,できる人とそうでない人にわかれます。

A:ちゃんとやってきたんだね!オッケー!
B:ほんとにわかってるかな?聞いてみよう

このBにすすむか否かで半分脱落すると思いますよ。まぁこれは3年目に限った話じゃぁないけれども。で,新人さんには何が足りないのかな・・・っていうことを知るためには,新人さんの認知状況,学習習得状況を知らなければいけないのですが,それを捉えるには膨大な知識のストックがないと,判断できないんです。そりゃぁそうですよね。そうじゃないと,何が大事でそうじゃないのか,ということの判別ができないんですから。すると

・新人看護職員の置かれている状況を把握し、一緒に問題を解決する能力
・新人看護職員研修の個々のプログラムを立案できる能力
・新人看護職員の臨床実践能力を評価する能力

がかなりおろそかになると思いませんか?危険なんです。もちろん,できる人も中にはいるとおもいますが,マイノリティでしょうね。

教育的な能力

・新人看護職員に教育的に関わる能力

この部分。この部分ですよこの部分。無理じゃないですか?そもそも全看護師を考えたとしてもこの能力を十分に持ち合わせている人なんて10%にも満たないと思いますよ。エセ教育なら山ほどいると思いますけど。

だって,現役の看護師で,教育についてガチで学んでいる人,どんだけいますか?

実習指導者講習だって,管理者研修だって,教育学者から教わっていますか?

そうなんです。

看護師が看護師に教育たるやを教え続けた結果,看護師の教育は看護師が作った看護師版伝統的教育論であることがまぁ多いこと多いこと。もちろん要素要素では教育的手法を取り入れているんですけれども。たとえばリフレクションとか,フィードバックとか。前にも言いましたが,これはお決まりのアメリカのパクリで,形骸化しているんです。本質的にこれらの意味を理解している人ってどれだけいるんでしょうね。

だから何を伝えたいかというと

もうさ,プリセプターシップとかパートナーシップとか,やめない?って思うんです。だって,結局教える人は毎日違うし,というより病棟全体で教えなきゃやっていけないし,プリセプターそれぞれの評価基準で評価してずっこけてるし。看護教育界には抜本的な改善が必要だと思うんですよ。なぜ,認定看護師や専門看護師のように,看護師を教育するスペシャリストを育てようとしないのか。現任教育認定看護師みたいな。必要だと思うなー。看護師を育てていくって,すっごい大事じゃない?とね。教育担当者って言っても今まで書いたことと同じ。根本的に教育学を学ばないと,今までの看護師版教育学に則りすぎて,何も変わり得ないんです。

おわりに

ぱどの考えはかなり偏屈かもしれませんが,やっぱりそう思うんですよ。教育を学ぶのであれば,看護系教育本から一度離れた方がよいと。こんな小さなブログですが,小さいながら情報発信していけたらいいなと思います。

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