ぱどのxoxoBlog ~NPへの道のり~

NP:ナースプラクティショナーを目指す人のための情報共有ブログ

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課題学習の具体的手法

こんにちは,NPぱどです。

昨日も新人さんと一緒の勤務でした。課題学習は私がみているのですが,まぁばっちりですね。すんばらしい出来上がり。しかし,コブラはそうはいかない。いちいちケチつける。そのケチの原因,あんただから。

 

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はじめに

課題学習については以前お話しました。看護師特有のブラック養成方法(笑)でも,これがなしにはなんともならない。可能であれば,勤務内にできればいいのですが,そんな理想郷ができあがるのは後何十年と先でしょう。ぱどは現在2年目,3年目の教育担当をしていますが,新人さんにも手が及び始めています(笑)。結局2年目引き継ぐの私だしね。1年目1人,2年目3人,3年目2人の計6人を見ていますので,それなりのテクニックはつかんでいます。そこで,本日は新人看護師の指導方法の一つである課題学習について,ぱどなりの方略をご紹介します。

課題学習の意味

課題学習は,実践するにあたって必要な知識が足りていないから行っているわけです。基礎教育のレベルでは到底及ばないから行っているのです。

課題学習の出し方

じゃぁ実際どうやって進めていくのかというと,こうしていませんか?たとえば,その病棟が整形だとしましょう。

「じゃぁ今度の骨切りの術後受け持ちさせるから,勉強しといてね」

NO!!!!

これじゃぁあかんのです。わからんのです。

その後どうなるかと言うと,新人さんは勉強した内容を持っていきました。内容は教科書や参考書に乗ってあることを書いてきました。観察項目も書いてあります。

あげく,ここで必ずケチをつけるコブラがいます。

「で,その意味は?」

「この根拠はなんなの?」

「そのあとどこをみるの?」

そんなの新人さん知ったこっちゃないでしょう。それで新人看護師は参っちゃうよ。あんたの出し方が悪いんだて。

ぱど流課題学習

①新人さんの現状を把握する

学習を与える前に,現状を確認します。例えば,上記の例で言えば解剖生理はわかっているのか,今まで関連したケースは受け持ったことがあるのか,どのレベルの理解度なのか,ということを必ずチェックします。

②学習ニーズの同定

なるほど,この新人看護師はここまで理解しているのなら,次のステップにいけますな,と判断す。受け持ちをさせるならば,受け持ちに必要な学習項目をできる限り細分化させます。

③課題の提示

細分化したら,学習してもらいたい項目を設定します。

上記の例でしたら,

HTOとは

術式は

術後下肢はどのような体位で保持するのか

HTO術後の観察項目と注意点は

DVTとはなにか

DVT予防のためにできることはなにか

荷重はどうなるのか

離床はどうなるのか

ドレーンはどのようなものがはいってくるのか

ドレーンの観察における注意事項はなにか

例えばですが,これだけ上がります。もう少しあるかもしれませんが。

新人さんの場合,ここまで細分化して課題を出してあげないと必ず抜けが発生するのです。だってわかんないんだもん。それなのに,なんでこれしかやってこないの?というコブラさんが必ずいるものです。これはコブラに限らず,課題の出し方がヘタクソなんです。看護師のほとんどが。時間外で課題を課しているのであれば,きちんと求めるものを提示しなくてはいけません。それが

課題学習の礼儀

です。

④必ず期日を決める

これ,意外とおろそかになるんですけれど,期日は決めた方がいいです。看護師って,こーゆーところがかなりルーズです。他の企業だったら,書類提出が期日に間に合わないなんてことがあったらかなり評価がさがりますよね。そのくらいのことだと思うんですけれども。期日を守るということは,新人看護師のうちに癖付けとかなければいけません。ただし,本人の負担になることもあるので,期日は新人さん本人と相談して決めればよいのかと思います。

⑤課題が返ってきたあとの添削

ここまでくればあとは簡単。だって,求めているラインはあなたが提示したんだから,それ以下であることは基本的にあり得ないんです。より細分化することで,大抜けが発生しにくいシステムなんです。もし求めているラインよりも圧倒的に低い場合は,あなたの学習ニード分析が甘かった,ということでしょう。その段階前の段階の学習が必要と言うわけです。決して新人看護師が悪いのではないのです。※たまにふざけた人間もいますがね。

そして,絶対に抜けてほしくないところをさらに強調し,添削をかけていきます。もちろん,どんなに細かい課題設定をしていても,新人看護師がどんなにがんばってきたとしても,求めている答えが出てこない場合もあります。その時は,優しく教えてくださいね。

⑥実践機会の提供

それをもとにいざ実践です。実践ありきの場合もあるでしょう。身体侵襲が少なく,基礎教育でもやってきたバイタルサインの測定くらいですが。基本的には,予習ありきです。危険です。必ず予習ありきにしてください。

で,学んできた知識をいざ実践となるわけですが,まずはフォロー付きで。ここはあのとき勉強したこの部分だよね,こーゆーことだよ,と教えていきましょう。これが習得率の高い方法です。既存知識がないままに実践で指導しても,理論がわかっていないからあたまに入ってこない。むしろ,経験だけに由来した危険な実践能力しか培われません。研修だって,セミナーだって,ある程度の既存知識がないと入ってきませんよね?????

⑦フィードバック

最終的には,どんな形であれフィードバックが基本です。あそこができて,ここはみれてなかったから今度気をつけなければいけない。ドレーンの理解がまだ乏しいから,シミュレーションしてみよう。など。フィードバックは新人看護師のためだけではなく,指導者としての学習ニーズの再同定につながると思います。

おわりに

こんなシステムを作りたい。ぱどはそのために研究をしています。今はぱどがただ騒いでいるだけですが,絶対に検証してみせます。

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